日本神話の舞台を歩く、神秘と絶景に満ちた旅!

太陽の神である天照大御神(アマテラスオオミカミ)が岩の中に隠れてしまい、世界が暗闇に包まれてしまったという日本神話の舞台になった高千穂。ここには、天照大御神が身を隠したという天岩戸(アマノイワト)や、八百万(ヤオヨロズ)の神々が世界に光を取り戻すための相談をしたとされる天安河原(アマノヤスガワラ)など、神話に登場する場所がいくつも残っています。
そんな神話の舞台となっている高千穂で開催された、今回の「ASOBO JAPAN」。“日本まるごと家族で遊ぼう”というコンセプトのもと、神話と伝説を巡る旅がスタートしました。

本物の電車を動かす貴重な運転体験!

今回の旅のスタート地点となったのは、旧高千穂鉄道の終点・高千穂駅。この路線は2005年9月に発生した台風14号による被害で廃線となってしまいましたが、現在は「高千穂あまてらす鉄道」と名前を変え、様々な体験ができる観光スポットになっています。

8万組の応募の中から選ばれた5家族が最初に体験したのは、高千穂鉄道の時代に実際に使用されていたディーゼルカーを運転するというスペシャルなプログラム。元高千穂鉄道運転手さんの指導のもと、それぞれの家族の代表が運転席に座って車両を動かしてみました。

自分の手で本物の電車を動かせるという貴重な体験に、子どもたちはもちろんのこと、パパたちも大興奮。鉄道が好きで、お子さんの名前も鉄道からとったという藤田さんファミリーのパパは、運転手さんの帽子やジャケットを身につけて車掌気分を満喫していました。

絶景の中をひた走る
風光明媚な空中散歩

続いての体験は、屋根のない車両に乗って雄大な景色の中を走るグランド・スーパーカート。かつては鉄橋として東洋一の高さを誇った高千穂鉄橋(105メートル)へと向かう、約30分の空中散歩です。

使われていた当時の姿のまま残されている駅舎や、ふたつの長いトンネルを抜けた先に待っていたのは、360度遮るもののないダイナミックな絶景。ガラス張りになったグランド・スーパーカートの床からは、直下を流れる川の姿が見えます。ママたちからは「高いー!」、「恐いー!」という笑い声混じりの感想も。

埼玉県から参加していた新井さんファミリーは、各家庭に貸し出されたキヤノンの一眼レフカメラ「EOS Kiss X9i」を、パパと息子さんが順番に使いながら、大パノラマの眺望を写真におさめていました。

見るものを圧倒する
重要無形民俗文化財指定の神事

思わずため息が出るような絶景空中散歩を堪能した5家族は、高千穂郷八十八社の総社である高千穂神社へと移動。国の重要無形民俗文化財に指定されている夜神楽を鑑賞しました。
夜神楽とは、里ごとに氏神様をお招きし、夜を徹して33番の神楽を奉納するという昔からの神事。秋の実りに感謝し、春の豊穣を祈願するもので、平安末期から鎌倉時代にかけて成立したとされています。

今回のツアーで奉納されたのは、手力雄命(タヂカラオノミコト)という神様が天岩戸に隠れた天照大御神を探す「手力雄の舞」、手力雄命が探り当てた天岩戸から天照大御神を誘い出すために天鈿女命(アメノウズメ)という神様が愉快な舞を踊る「鈿女(ウズメ)の舞」、手力雄命が渾身の力で岩戸を取り払う「戸取りの舞」という3番。美しい笛の音色と迫力ある太鼓のリズムに引き込まれ、奉仕者の方の時にコミカルで、時に力強い舞に圧倒されながらも、真剣に鑑賞するご家族の姿が印象的でした。

驚きと感動のナイトトレインツアー!

すっかり日も暮れ、空には星が輝きはじめた高千穂の夜。参加者の方々は再び高千穂駅に集合し、お昼に乗車したグランド・スーパーカートでナイトトレインツアーに出発しました。

賑やかだった昼間とは打って変わり、暗闇に少し緊張した雰囲気の子どもたち。真っ暗なトンネルに差し掛かると、心なしか言葉数も減った様子でした。ガタゴトと車両が走る音が響き渡る中、突如グランド・スーパーカートが停車。ゴクリと息を飲むような間が空いた、次の瞬間、トンネルの壁に天照大御神の岩隠れ神話の一場面が映し出され、「おぉー!」という歓声が沈黙を打ち破りました。多様な環境で高精細な投影を可能とする、キヤノン4K短焦点プロジェクター「4K501ST」で映された映像は迫力満点。天照大御神が天岩戸に隠れてしまった経緯や、天鈿女命が舞い、手力雄命が岩戸をこじ開けたエピソードなど、夜神楽でも演じられていた岩隠れ神話の詳しい説明に、大人も子どもも興味津々。天照大御神の弟である須佐之男命(スサノオノミコト)に扮したガイドさんによる、イラストを用いたわかりやすい物語解説に耳を傾けていました。

トンネルを抜けて辿り着いた高千穂鉄橋では、この日のためだけに準備されたイルミネーションがお出迎え。夜空を埋め尽くす満天の星と、足元に輝くイルミネーションが、初日の夜をロマンチックに彩ってくれました。
橋の上で停車中には、「あれ、オリオン座!」、「あっちは、北斗七星だね!」と星空を指差す子どもたちも。パパたち、ママたちも「こんなにきれいな星を見たのは久々だねー」と、日々の忙しさを忘れ、大自然の中でゆったり流れる家族の時間を噛みしめているようでした。
この驚きと感動が続いたナイトトレインツアーの模様は、下の動画でもチェックできます。

楽しみながら学ぶ唯一無二の家族旅行

前日に続き、暖かく爽やかな小春日和となった2日目の朝。この日は、火山活動によって形成された柱状節理の峡谷で、国の名勝・天然記念物にも指定されている高千穂峡と、天照大御神を岩戸から誘い出すために神々が相談を行ったという伝説が残る天安河原を巡る体験型ワードパズルが行われました。
各家族に配られたエリアマップに記載された問題に答えながら、クロスワードパズルを完成させていくという冒険型のクイズゲーム。ただ美しい景色を眺めるだけでなく、家族が協力してゴールを目指したり、遊びながら学ぶというのも「ASOBO JAPAN」の特徴です。

高千穂峡といえばボート巡りということで、5家族ともまずはボート乗り場に移動。ゴツゴツした岩肌を真下から眺めたり、日本の滝百選に選ばれている真名井の滝を写真に撮ったりと、みなさんとても楽しそう。慣れないボート漕ぎに苦労するママたちの姿も、なんだか楽しそうに見えました。

一生懸命に滝の写真を撮っていた山本さんファミリーの息子さんは、「写真撮るのが楽しかった! カメラマンになりたくなっちゃった!」とご満悦の様子。スマートフォンと同じようにタッチパネルで写真が撮れるのも、「EOS Kiss X9i」の大きな魅力です。

何かに夢中になっていると、時間はあっという間に過ぎてしまうもので、ワードパズルを解いているうちに2日目のツアーも終わりの時間に。見事クロスワードの正解に辿り着いたご家族には、記念品として高千穂産の美味しいお米と、おせんべいがプレゼントされました。

「今までやったことのない経験ばかりだったので、子どもたちが本当に楽しそうだったし、僕らもすごく楽しかったです。もしかすると、親の方が満喫してたかも!」と笑顔で話してくれたのは、京都から参加した北村さんのパパ。
春から中学生になる息子さんと、小学5年生になる娘さんと4人で参加してくれた米田さんファミリーは、「中学生になると部活が忙しくて、あまり出かけられなくなるので、その前にどこか行きたいねって話してたんです。なので、今回は本当にいいタイミングで、素晴らしい旅をさせてもらいました」と、今回のツアーを振り返ってくれました。

移動中も疲れにくい
広々したリラックス空間

今回の「ASOBO JAPAN」でも、移動手段としてはもちろん、家族がくつろげる空間としても活躍してくれた日産SERENA。実際に運転してみたパパたちからは「運転は快適だし、中が広いので家族もリラックスして過ごせました」という声が多く聞かれました。

ミニバンのバックドアは大きく開くため、駐車スペースに気を使ったり、荷崩れに注意する必要がありますが、日産SERENAは上半分だけを開閉できるデュアルバックドアを搭載。荷物の出し入れが気軽にできる設計は、ママたちからも大好評でした。

「ASOBO JAPAN」プロジェクト参加一覧

「ASOBO JAPAN」には、これらの企業やブランドが参加しています。それぞれの特徴を活かした“遊び”をぜひ楽しんでくださいね。