「ラジオ」からFacebookへの挑戦状

タイムラインに流れるツイートを音声に変換してくれる「Airo」というラジオ。羽部分をひらくと遠く離れた土地でつぶやかれている内容を聞くことができるそう。

「だから、なに?」が最初の感想でした。しかし共同制作者Yuxi Liu氏のある言葉で印象が180度変わりました。

インターネットは豊かな情報環境を私たちに提供してくれました。今後もよりたくさんの情報をくれるでしょう。

しかし私は「インターネットは一方通行になってしまった」と思います。

あなたの興味を学習してFacebookやGoogleは同じような視点のコトばかりを表示し、違った考え方を提示しません。

そうした「フィルターバブル」は私達が触れる情報を根底から変えてしまいました。欲望と思い込みを増幅させ、互いを分け隔て、交わらないようにしているのです。

もし、このフィルターバブルを打ち砕く方法があるとしたら、多様な考えを受け入れて素敵な偶然を発見することです。

インターネットが生まれた初期のビジョンのように、Airoを創ることで新しいアイディアと可能性が訪れる未来を想像しています。

Airoはテクノロジー、音楽、ニュースのジャンルから選べるようになっています。羽を開けば開くほど情報を取得する距離が伸びるため、より多くのツイートを音声に変換してくれます。

実際の様子は上の動画からどうぞ。

Licensed material used with permission by Yuxi Liu
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。