「国連」が警鐘!データでみる「世界の危機」とは?

7月7日、国連がSDGsで掲げられている目標に対する現状をまとめたレポート「The Sustainable Development Goals Report 2022」を公開した。

気候変動や新型コロナウイルス(COVID-19)、ロシアによるウクライナ侵攻などの影響が詳細に記載されており、世界がどんな状況に置かれているのかを知るには非常に良い資料となっている。

たとえば、気候変動の原因となる温室効果ガスの排出量を知ることが可能。このままのペースで経済活動などを行っていると、2030年までに温室効果ガスの排出量は14%も増加してしまうようだ。

しかし、産業革命前からの気温上昇を1.5℃に抑える目標を達成するには、同年までに43%の削減を実現する必要があるとのこと。このままのペースだと、SDGsで掲げられている目標の達成にはほど遠いといえるだろう。

また、COVID-19によるフードセキュリティに対する影響も公開されており、このパンデミックによって約10人に1人が飢餓に苦しんでいる状況になってしまったそう……。COVID-19は教育にも影響を与えており、およそ1億4700万人の子どもが対面指導の機会を半分以上奪われてしまったという。

これらのことは想像すればなんとなく分かるかもしれないが、数値データを知ると印象が変わるはずだ。

ほかの情報もレポートに記載されているので、興味のある方はコチラから。

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。