EVで北極から南極へ！「日産アリア」で世界初の大冒険、約2万7000km

北極から南極まで（Pole to Pole）の約2万7000kmをEV（電気自動車）で──。

この世界初の大冒険に向かう探検車「日産アリア」が公開された。

2023年3月に開始する、氷原や深い雪、急勾配の山や人を寄せ付けないような砂漠の砂丘から、極限までに過酷な地形や環境を往くこの旅路。

冒険に挑むのは、英国の探検家クリス・ラムゼイ氏と妻ジュリー・ラムゼイ氏の夫婦。そして、新型クロスオーバーEV「日産アリア」だ。

厳しい環境に対応できるよう車両の準備を進めてきたというが、探検車のバッテリーやパワートレインは市販仕様のままで、サスペンションの調整と39インチタイヤの採用した程度の最小限の変更に抑えた。

さまざまな路面で安定性とトラクションを高める電動四輪制御技術「e-4ORCE」と組み合わせることで、南極点への到達に必要な快適性とコントロール性とともに極限の地形に挑む。

また、今回の冒険では、再生可能エネルギーを活用する革新的なポータブルユニットを極地での「アリア」の充電に使用。

軽量の風力発電機とソーラーパネルが搭載されており、強風と長い日照時間を利用して、ドライバーが休憩している間にEVのバッテリーに充電を行う。

長時間の旅の途中には、特別に組み込まれたエスプレッソマシンによって、サステナブルコーヒーをいつでも楽しむことが可能。屋根の上のユーティリティユニットから直接飛ばすドローンを使って、壮大な環境の美しさを撮影も予定している。

「日産」は、この夫婦による世界初の冒険を通じて電気自動車の性能を訴求し、気候変動への積極的な取り組みを紹介していくとのことだ。