「トヨタ」開発のロボット、人間味があり愛くるしい……
両腕でたくさんの荷物を抱えて、肘でドアを開け、お尻でドアを閉める──。人間は手が発達しているけれど、全身を使った動きが多い。
ということは、人間の生活をサポートするのにロボットハンドやロボットアームでは不十分なはず。そこで「トヨタ・リサーチ・インスティテュート(TRI)」が開発したのが、ソフトロボット「Punyo」だ。
©2024 TOYOTA RESEARCH INSTITUTE, INC.
「Punyo」は、人間のような動きができるロボット。両腕で大荷物を抱えたり、ウォーターボトルを肩に担いだり、投げて渡されたものをキャッチしたりできるという。
手と腕、胸にはセンサーが埋め込まれており、触覚としての役割を果たすとのこと。物を持つときは、柔らかな身体を対象物に押し付けることで滑ったり落としたりするのを防ぐそうだ。
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そんな「Punyo」は、人間に遠隔操作してもらうことで動きを覚えるらしい。また、コンピュータシミュレーションで人間の動きを学習することもあるんだそう。
ちなみに、「Punyo」という名前は日本語の「ぷにょ」からきているとのこと。柔らかくて、可愛くて、弾力がある——そんな意味が込められているそうだ。
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「Punyo」と一緒に買い物に行って、「Punyo」に家事を手伝ってもらって……そんな日常が、訪れるかもしれない。
© Toyota Research Institute/YouTube
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