これからの季節、食中毒より怖い「太陽中毒」ってナニ?
食中毒や水中毒など、初夏のタイミングで注意したいさまざまな「中毒」。そこに、この時期にまたひとつ、注意すべき中毒が……。
日光浴のはずが……
「太陽中毒」にご注意を!
人間は太陽の光を浴びると脳の快楽ホルモンが刺激されて、「βエンドルフィン」という物質を分泌。痛みを和らげたり、多幸感が得られることから脳内麻薬とも呼ばれるものだ。皮膚科のある専門医によると、なんでも太陽を浴び続けることで、しばしば「もっと日光を浴びたい」という“太陽中毒”に陥るのだそう。
なるほど、日サロ好きが十分こんがりしているにもかかわらず、さらに肌を焼こうとするのもこれで説明がつきそうだ。
皆がうらやむ
「Sun-kissed skin」のリスク
ここ数年、日に焼けた肌を意味する「Sun-kissed skin」がヘルシーでホットだと人気。Sun-kissed skinをゲットすべく、日光浴へ出かける人もSNSで頻繁に見かけるが、専門家はこれを危惧している。
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言わずもがな、日光浴は紫外線による肌へのダメージをもたらす。
紫外線は肌の組織を破壊し、シワやシミを生成、皮膚がんを引き起こすことも。ある調査では、日焼けを5回以上すると、転移性の高い皮膚がん「メラノーマ」にかかるリスクが2倍になることも明らかになっており、決して侮るべきではない。
「それでも日光浴がしたい!」
ケアすべき4箇条
しかし、夏は間近だ。太陽中毒もリスクも怖いけど、これからの時季こそ日光浴を楽しみたい!という方も多いはず。その際は、以下のことに注意してみてほしい。
SPF30以上の「日焼け止め」をまんべんなく塗る(最低でも2時間ごとに塗り直すこと)
定期的に日陰で休みをとる
紫外線カットの洋服を身につける
十分な水分補給を心かげる
ちなみに日焼け止めはUVA、UVB両方の紫外線をカットするものが好ましいのだとか。
ヘルシーな見た目づくりも、夏の思い出づくりも、正しい知識とともに。
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