「ゴールデン グース」がZ世代に再ブーム。その理由が独特なんだが……

ミレニアル世代から人気だった、イタリア発ラグジュアリースニーカーの先駆者「ゴールデン グース(GOLDEN GOOSE)」のシューズが、いまZ世代の間でもトレンド化しはじめている。

なんでも、ポイントは「汚れた/履き慣らされた加工」が施されていることだとか。

Z世代ならではなの価値観
「最初から汚れているのがいい」

© happyaliciaa/TikTok

TikTok上で#goldengooseは、すでに58万を超える人気ぶり。

「ゴールデン グース(GOLDEN GOOSE)」といえば、最高品質のレザーを使用し職人の手作業で生産するその製造手法から、多くのセレブリティやインフルエンサーを中心に絶大な支持を集めたスニーカー。が、どうやらZが支持する理由は、そういった品質やクオリティとはまた別にあるようだ。

上記ご紹介のTikToker、happyaliciaaはこう話す。

「ゴールデン グースの靴の美しさは、最初からちょっと汚れているところ。歩き回って、靴にシワができたり、靴に少し傷がついたりしたからといって罪悪感を感じることはないのがいい」。

そう、新品の状態ですでにヴィンテージ加工をバシバシに施された、ゴールデン グース特有のあの“くたびれ感”にZ世代は新しさを感じているようだ。と同時に「新品を汚してしまった……」という罪悪感から解放されるという部分にも利点を感じている様子。

そんなすでに汚れているシューズ、5万円超えは当たり前、10万円を超える一足も。Z世代の親たちは、「こんなものにそんな大金を支払うのか!?」と頭を抱えているというからオモシロい。

高級品だからこそ、手に取った瞬間からたくさん履きたい、天気や場所を無視して。たしかに、新品を汚してしまうという罪の意識がなくなれば、おしゃれがもっとラフでカジュアルに楽しめるかもしれない。

Top image: © バランススタイル
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。