VRの仮想空間で「触覚」も感じられるようになる?(ドイツ研究)
2016年は「VR元年」とも呼ばれ、一般家庭でも楽しめるようになったり、様々なイベントも開催されるなど、と一気に話題も増えました。現在のVRは視覚が中心ですが「触覚」を感じられるようになれば、もっと現実に近づくと思いませんか?
VRに触覚を組み合わせて「体で感じるVR」を実現しようとしている、ある研究所があるんです。
「電気」の刺激で
触覚を疑似体験
このVR触覚再現システムを研究しているのは、ドイツ・ポツダムのHasso Plattner Instituteという研究所。
電気による筋肉刺激(EMS)によって、触覚を擬似的に味わえるデバイスを開発するプロジェクトを行っています。
実際に体験している様子がこちら。実際は何もありませんが、VR空間上で壁にぶつかると、腕に刺激が伝わっています。
様々な「触覚」を
体感可能!
プレイヤーはバックパックの中に入ったコンピュータを通じて、上腕二頭筋、胸筋、手首などの4箇所に、電気による触覚フィードバックを受けることができます。
これによって、壁に触れたような刺激だけでなく、重みのあるものを持ち上げているような感覚だったり、ものを投げたりといった感覚も味わうことができるそう。
近い将来、仮想空間がもっと現実に近くなっていくのかも…?公開されたデモ映像をフルで見たい方はこちらからどうぞ。
Licensed material used with permission by Hasso Plattner Institute