パリ・セーヌ川沿いの風景を時計にしてみたら…

……え、時計だったの?と、思わず心の中で呟いてしまった。

このアンティーク調な建物のオブジェ、窓にともる光で時間を知らせてくれるというシロモノ。何時を指し示しているのか、慣れるまで時間はかかりますが、ひとたびそれが理解できたら、時計を“読む”のが楽しくなりそうです。

では、問題です。

これ、何時だかわかります?

正解は……「15:34」
でも、ナゼ?

建物1階部分にあたる窓を「1」、2段目は「2」、3段目は「4」、4段目は「8」を表しています。それぞれの窓の明かりを縦の列で足すことで、時間が分かるという仕組み。この計算式、「二進法」のロジックだとか。

いまいちまだモヤモヤしている人、これならどうでしょう。数字が入っているとより理解しやすいはず。

つまり、ここでは「21:57」ということに。

ではもう一度、実物と見比べながら計算しましょう。明かりが灯っている窓を、前述の二進法にあてはめて時間を導き出すと……16:48!

自分だけにしか解けない暗号のような気が。それにしても、本当に誰かがそこで生活しているようにも見えるから不思議です。

パリの街明かりが
アイデアをくれた

さて、デザイナーでありエンジニアのLucasさんによると、セーヌ川のほとりに建ち並ぶアパルトマンにアイデアを見出したそう。夜のとばりが下りたあと、あるじが帰宅し、ポッとまばらにともる窓の明かりを見たとき、きっと「これは使える!」と閃いたんでしょうね。

じつを言うと彼、発明家でもあるんです。それにしても、単に建物を9階建てにするんじゃなく、二進法で時間を表したあたり、思いつかないなぁ。

「Kickstarter」でクラウドファンディング中のこの時計、正式には「The City Clockと言うそうですが、アイデアマンの発明品に世の人たちはどれだけ出資したと思います?最終的に目標額の4倍に到達だというから驚き。

さりげな〜く時間を知らせてくれる時計、「いま何時かわかる?」なんて、誰かに自慢したくなりました。

Licensed material used with permission by La Fabrique DIY
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