炎が空に伸びていく!?見たことのない謎の「花火」に世界が驚愕
以下の映像は某所で撮影された新型の花火を捉えたもの。一体どんな仕組みになっているのか…。あなたにわかるだろうか?
Reference:Trending in China
空へと向かってゆっくりと伸びていく炎の柱。一見しただけでは何が起きているのかわからない人も多いはず。
ハシゴが伸びていくかのような新しい花火を考案したのは、中国のアーティスト「Cai Guo-Qiang」氏。実はもう少し解像度の高い画像で見るとそのカラクリが見えてくる。以下に紹介しよう。
まずは近場から撮影された写真がこちら。
特に地面には特別な設備はないようだ。まだわかりづらいかも知れない。もう少し画像を見てみよう。
わかるだろうか?燃えているハシゴの先端部分に何か丸いものが…。
実はコレ、気球を使ってハシゴを空に持ち上げることで吊り橋をつくっている花火なのだ。炎が自然と上へ上へと燃え移っていくことで遠くから見るとまるでスローモーションで打ち上げ花火を見ているかのように錯覚する。それには映像の粗さも一役買っているのだが、暗がりの中で遠方から花火を眺めるのであればおそらく同じような体験になるだろう。
ちなみに準備の風景を一部紹介するとこのようになっている。まずは気球自体を作りこんでいく。その下には火薬入りのハシゴが繋がっている。
そして、気球が少しづつ空へと浮かんでいく。
地上に目立つものはなかったが、実はかなり大掛かりな準備が行われ、その証拠が上空に存在していたのだ。
花火作品の名前は「Sky Ladder(空のハシゴ)」。カラクリがわかってしまうと「なんだそんなことか」と思ってしまうような仕掛けではあるが、最初見た時のインパクトは相当なもの。一度は生で見てみたいものだ。知らずに見たらきっと誰もが「なんだあれ!」と驚くに違いない。
Reference:Trending in China
Licensed material used with permission by Cai Guo-Qiang