ライブペイント・プロジェクションマッピング・音楽「透明回線」

プロジェクションマッピングと聞いても、もう目新しさは感じなくなりました。けれど、それを応用した演出は次々と使われ始めているようです。

大阪に「透明回線」というチームがいます。彼らは、ライブペイントで描いたグラフィックに、映像・音楽を掛けあわせる集団。

映像は、ドローイングと同じく、作品を描いたり、空間を演出したりするための一つの手法として使われるようになりました。まるでキラカードみたいだな、なんて個人的な話はさておき。作品画像をいくつか紹介します。

この部分的な映像演出を見て思い出すのは、ダイハツ・トーテム。傾斜のあるステージに波の映像を投影して、まるでそこにビーチがあるかのように見せたシーンがありました。砂浜には、動物に扮した演者が寝転がっていたり、傾斜を下ったところには船が置かれたり。

打ち寄せる波の映像が使われたのは、会場全体ではなくほんの一部。ストーリーは舞台上にある人・モノ・音など、全体のバランスによって構成されています。

3人の中でも、その思いは同じだそう。ライブペイント・プロジェクションマッピング・音楽、どれも演出の一つ。よりインタラクティブな体験ができるように、Kinectのような声や動きをキャプチャーする機能や、立体音響、VRの活用を視野に入れていますが、最新テクノロジーにはこだわっていないとコメント。「透明回線」はその実験をするための場だそうです。

2016年8月には、和歌山白浜で一週間にわたって、大きいサイズのライブペイントやプロジェクションマッピングショーがあるとのこと。年末は、大阪心斎橋「digmeout ART & DINER」で個展を予定。また、新しい表現に出会えるかもしれませんね。楽しみ!

Licensed material used with permission by 透明回線
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。