伝説を継ぐ13歳のスケートボーダー「ISAMU YAMAMOTO」に世界が驚愕
スケートボードを一度も見たことがない、という人は、おそらくいないでしょう。どう乗るのか、もだいたい想像がつくはずです。でも世界には、こんなスタイルもあることをご存じでしたか?
ロドニー・ミューレンの再来
彼は、わずか13歳にして世界レベルとまで言われる「フリースタイル」ボーダー、ISAMU YAMAMOTO。普通に滑るのではなく「こんなこともできるよ、こんな滑り方もあるよ」と、クリエイティビティを競う分野で、世界中から注目されているんです。
このフリースタイルの世界的なレジェンドでもあるロドニー・ミューレンは、11歳でプロデビュー。現在彼は50歳で、長らくミューレンの次の世代は生まれてきませんでした。フリースタイルトリックはミューレンが興したとも言われるほどですが、ISAMU YAMAMOTOは、まさに「彼の再来」と騒がれているんです。つまり、40年来の天才ってわけ!
どれだけ高いところから、難しい技を繰り出しながらジャンプできるか、などを競う分野がスケートボードではメインストリームですが、ISAMUの取り組むフリースタイルは、それらよりもさらに創造力が試されます。
板を横にして滑ったり、
アクロバティックな身体の動きを取り入れたり、
スピントリックは、まるでアイススケートのよう…。
ダンスのような新トリックを猛烈な頻度で開発しているところも、世界から評価されているポイント。
これなんて、2枚のボードを使ってます。
剣玉との合わせ技!
そして、これまでのデッキ(板)グラフィックは、自分で描いてきたと言うからアーティスティックな一面まで。
こちらは、ISAMUが2016年の5月に出場した世界大会「World Round-Up Freestyle Skateboard Championships」のセミファイナル。プロクラスで出場したISAMUは、1位と僅差で、世界2位を勝ち取りました。
東京オリンピックでは、スケートボードが競技に承認されていますが、どういったルールになるかはいまだわかっていません。ただ、主流から少し外れてはいるものの日本に世界の頂点を狙える13歳の少年がいるというだけで、きっと流れは大きく変わってくるのではないでしょうか。