日本の「押し寿司」が、意外な名前でNYに浸透。

食べ物のInstagramを眺めるのが好きだ。フード系アカウントばかりをフォローしているアカウントがあって、空腹時はそのフィードを眺めてひたすらハートを押す。満腹のときは絶対に開かない。そして最近思うのは、弁当の写真がマンネリ化しているということ。どの写真も、真俯瞰から撮影したものばかりなのだ。だからこの弁当を見つけたとき、「横だ!」と思った。

地層に見立てたBENTO

NYのカフェやデリで販売されているこのジャー入り弁当。NYへ移住した日本人女性が作っており、地元の人からじわじわと人気を集めているらしい。「押し寿司」からアイディアを得て、層状に食材を詰めることを思いついたのだそう。であれば「SUSHI」という名前を付けそうだが、具材を「地層」に見立てた「CHI-SO」という名前が面白い。
オーソドックスな「CHI-SO」の構成は、以下の9層。
1)パンプキンシーズ
2)ピンクレディアップルとセージ、ココナッツチップスのサラダ
3)おろし生姜
4)キャラメライズドオニオンカレー
5)グリルしたズッキーニ
6)ごま塩ごはん
7)パプリカのアップルサイダーピクルス
8)人蔘とショウガのキンピラ
9)シソご飯
野菜と米はすべてオーガニック。ナッツフリー、グルテンフリーのヴィーガン弁当だ。

日本の押し寿司が、まさか地層としてNYで受け入れられているとは…。さすがグランドキャニオンのある国だ。

Licensed material used with permission by CHI-SO
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。