もう、「良い子」でいなくていいんだよ。

誰だって、面倒臭いことには巻き込まれたくないし、傷つきたくない。できるなら嫌われたくないし、居心地のいい環境で過ごしていたい。

だけどその思いが強すぎたり、幼い頃のトラウマによる恐怖心から、必要以上に「良い子」を演じてしまう人もいつでしょう。社会に上手く順応して立ち振るまう、それは一見賢いアイディアのように思えますが、大きな問題を抱えていることもあります。

大人になっても「良い子」を演じ続けてしまう人へ、『THE SCHOOL OF LIFE』がその生き方の問題点と、解決策を紹介しています。

「良い子」すぎると、
いつか人間関係が崩れてしまう

本心を隠して演じることは、常に他人の目や声を気にかけ、自分自身を押し殺すことに繋がります。そうして生きているうちに、自分の考えが、まったく表に出せなくなってしまうこともあるでしょう。

人に流されるスタンスは、被害のないことも多いですが、周りの人を混乱させることもあります。

残酷なことですが、「良い子」であろうとすることは、相手に嘘をついているということと同義です。それは相手を喜ばせたいという親切心ではなく、相手を不快にさせたくないという恐怖から生まれます。

このように振る舞ってしまう背景には、幼少期の家庭環境が影響しています。もしかしたら、あなたは幼い頃、両親からあまり受け入れられずに過ごしてきたのかもしれません。

自分の気持ちに嘘をつくことは、好きな人や、両親の機嫌を保つことで、自分の人生にそれ以上の負担をかけないようにする、自分を守る方法でもあるのです。

その気持ちはわかりますが、「良い子」を演じ続けることには、どこかで限界がきてしまいます。そんなループから抜け出せない時には、この3つのことを思い出してください。

周りのみんなは
そんな簡単に離れていかない

まず、周りの人をよく見てみましょう。あなたの友人や恋人は、あなたが嫌われないか不安に思ったり、恐怖を覚えるような人たちとは異なっているのではないでしょうか。

ほとんどの人は、少しくらいの矛盾や対立をきちんと対処できるように成長しています。急に怒りが爆発したり、あなたの前から急に姿を消すことはありません。

そう簡単に、あなたは周りの人から嫌われることはないのです。

「言わないこと」の方が
リスクかもしれない

素直に自分の心を明かさないことは、「良い子」でいることよりもリスクが高いかもしれません。だって自分の気持ちを明かせば、お互いに理解し合うキッカケにもなるし、協力して改善していくこともできるでしょう。

けれど、ずっと遠慮して自分の気持ちを飲み込めば、あなたの気持ちは当然尊重されず、より一層生きづらい環境に身を置かなければならない可能性があります。

あなたはもう、
「ちゃんと伝えられる」

子どもの頃、私たちは今よりも言葉を知らず、自分の感情や気持ちを相手に伝えることを難しいと感じることがありました。しかし、大人になった私たちは、どのように伝えれば相手に理解してもらえるか、自分の見解である程度判断できるでしょう。

相手を否定することなく、冷静な話し合いをして、関係に折り合いをつけることができる。自分がそのような人間であると、まず信じてあげてください。

「良い子」でなくても、あなたの周りには誰かがいて、彼らと幸せに生きていくことは決して不可能ではないはずです。

Licensed material used with permission by The School of Life
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。