バイクに興味のない人にこそ知ってほしい、とある名車の物語

何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。

それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。

アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?

「スーパーカブ」シリーズ、世界生産「1億台」達成を発表

1958年にファーストモデルとなる「C100」が発売された「ホンダ」のオートバイ「スーパーカブ(Super Cub)」。

自動車やオートバイといった乗り物に興味のない人でも「お蕎麦屋さんが出前のときに乗っているバイク」と聞けばイメージできるのでは?

2017年の今日(10月19日)は、そんなスーパーカブのシリーズ累計での世界生産1億台突破が発表された日です。

パワーや加速に優れる一方、燃費効率や耐久性、騒音や排気ガスの質&量に難点を抱えていた2ストロークエンジンのオートバイが全盛に時代に、「すべての人に生活の可能性が拡がる喜びを提供する」というメーカーの強い思いのもと、当時としては珍しい4ストロークエンジンを搭載してデビューしたスーパーカブ。

燃費に優れていながらトルクフル、それでいてタフ。そして、誰もが乗りやすい高い操作性やポジション設計が受けて大ヒットを記録します。

「猛獣の子ども=Cub」という、小さいながらも普段遣いには必要十二分な馬力を備えていることを表すモデル名を冠したシリーズは、「C65」「スーパーカブ110」「クロスカブ」などのバリエーションを展開。世界160ヵ国で販売されるほどの大人気シリーズとなりました。

そして、発売から59年後、1億台という前人未到の大記録を打ち立てるまでに。

さらに「スーパーカブ」の物語は続きます。同名のライトノベル、漫画、そしてアニメのスタートによるファン層の拡大です。

漫画好きやアニメファン、そして作中のキャラクターである少女たちに自らを重ね合わせた若い女性たちからの支持を受け、スーパーカブはたんなる“乗り物”から“カルチャー”へと進化しました。

若い層の乗り物離れが叫ばれる昨今ではありますが、機会があれば、ぜひ一度またがってみてください。きっと、目のまえに新しい世界が広がっているはずです。

この、主人公のように──。

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。