自分勝手なお土産を、長野・渋温泉の「いとをかし箱」に詰め込んで

旅のお土産選びは、自分勝手でいいと思うんです。

そう、自分がいいと思ったものを買ってきてとりあえず押し付ける、これです。大丈夫、もし文句でも言うヤツがいたら「返せ!」って言って取り上げればよいだけです。

 

それに「人のため」に選びがちなところを、「自分のため」に選んでみたら、お土産も案外個性が出ていい感じかもしれません。世の中、「みんなと一緒」ほどつまらないものはありませんから。

 

思い出話もセットにしてあげれば、もらった人も、少しだけ自分が旅したようにいい気分になれると思います。ということで、長野県・渋温泉の旅も、自分らしく、現地の空気と楽しい記憶を持ち帰ってみようと思います。

九つのお菓子を入れて
完成する「いとをかし箱」

©2018 ETSU MORIYAMA

渋温泉には「いとをかし箱」っていうものがあるんですね。各お菓子屋さんやお土産屋さんに売られている縦長の箱で、その9つの仕切りの中に、好きなお菓子やおまんじゅうを詰めていくというシステムです。

なぜ仕切りが9つかと言えば、渋温泉の9つの外湯をめぐる「九湯めぐり」にあやかって、「九糖めぐり」をしてみませんか、というコンセプトだから。

たまにお菓子だけじゃなく小物を詰める人もいるそうですが、私の場合はこんな感じになりました。

世界に一つの
渋温泉の詰め合わせ

(一つ目)
「羊毛フェルト製の、サル起き上がり小法師」

©2018 ETSU MORIYAMA

地獄谷野猿公苑の売店で見つけた起き上がり小法師です。最初からお菓子じゃないですね。でも素敵でしょう。作家さんが手作りしているそうで、わりとすぐ売り切れてしまうそうです。売り切れてしまったら次の入荷まで時間がかかることもあるので、出会えたら即ゲットがおすすめ。親子バージョンの他に、一匹バージョンもありました。

(二つ目)
「居酒屋ちょっくん5周年記念キーホルダー」

©2018 ETSU MORIYAMA

渋温泉にある居酒屋ちょっくんは、2018年9月、開店5周年を迎えました。その記念として作ったというキーホルダーをもらったので、これが二つ目。キーホルダーの表には、「ちょっくん大明神」という文字と、店主のトオルさんが好きな北極星、それを挟むように北斗七星が二つデザインされています。北斗七星が二つあるのは、一応“大明神”って入れてるから、鳥居のようなデザインにしたかったとのこと。裏にはトオルさんの口癖「いいさぁ〜」と、開店当時からお店が大事にしていること、「みんな仲良くね」という言葉が書かれています。

 

ちなみにこのキーホルダーのご利益は、「みんな幸せになる」。本当にご利益あるかどうかわからないけれど、トオルさんが作ったのかと思うとなんとなく元気になるような気がします。

(三つ目)
「トウガラシ」

©2018 ETSU MORIYAMA

三つ目は、廃業した旅館をリノベーションで復活させた、小石屋旅館のオーナー、石坂さんにもらいました。小石屋の玄関脇で育てられているトウガラシです。「旅の思い出になんかください」って言ったら、「じゃ、これで」って言ってくれました(突然すみませんでした)。ちなみにこのトウガラシは小石屋の1Fにあるカフェの美味しい料理にも使われているそう。まだ使っていませんが、来週あたり、美味しいペペロンチーノになって私の胃袋におさまる予定です。

(四つ目)
「ちりめん製の、サル起き上がり小法師」

©2018 ETSU MORIYAMA

えっ、サルの起き上がり小法師2回目じゃないですか? いやこちらはちりめんで出来たサルの起き上がり小法師です。奥で出してるジェラートが最高に美味しいお土産屋さん・若葉屋で見つけました。私にしては珍しく、超ストレートに“かわいい”お土産です。羊毛フェルトか、ちりめんか、これはもう好みですね。

(五つ目)
小古井菓子店の「おさるの金太郎飴」

©2018 ETSU MORIYAMA

小古井菓子店で見つけた、サルの金太郎飴が五つ目のおみやげです。金太郎飴の面白いところは、ベースは一緒なんだけど、ちょっとずつ表情が違うところ。目が寄っていたり、顔が膨張していたり、歪んでいたり。この飴も、たまにちびまる子ちゃんのおじいちゃんみたいな顔のサルが紛れこむそうなので、是非探してみてください。

(六つ目)
「一茶まんじゅう」(左)

(七つ目)
「胡麻そばまんじゅう」(中央)

(八つ目)
「しぶざるくんまんじゅう」(右)

©2018 ETSU MORIYAMA

で、やっぱりまんじゅうを入れたくなってしまいました。ということでこの三つ。羽田甘精堂の一茶まんじゅう、松本製菓の胡麻そばまんじゅう、西山製菓のしぶざるくんまんじゅうです。

黒糖風味の味わい深い一品、一茶まんじゅうは、スイーツマニアの上司に。組み合わせが新鮮な味わいの胡麻そばまんじゅうは、新しいものに目がない後輩に。金具屋の九代目が考案したキャラクター・しぶざるくんのまんじゅうは、友達の娘に。欲望のままに選んだにしては、だいぶバランスの良いチョイスになったかも。

(九つ目)
「松代焼の犬のヨージ入れ」

©2018 ETSU MORIYAMA

最後の一つ、かなーり悩みました。かなーり悩んだ結果、これにしました。戌年限定の松代焼のヨージ入れ。西山製菓で見つけました。ヨージを使わない人は、お花を活けてもかわいいかも。ちなみに松代焼は、長野県長野市の松代地区で作られている焼き物です。独特の青味もさることながら、マズルが黒っぽいところもグッときますよね。犬好きとしては。

ひとつだけ問題があるとすればこのヨージ入れ、デカすぎていとをかし箱におさまりませんでした。ギャン!

人にあげてもいいし
あげなくてもいい

©2018 ETSU MORIYAMA

そんなこんなで、こだわりのいとをかし箱が完成したわけなのですが、こだわりすぎて人にあげたくなくなってしまいました、というのがオチ。ま、それもよしとしましょう。誰にも作れない、オリジナルのお土産BOX作りは、満足度高しです。自分勝手であることを忘れなければ、誰が作っても、唯一無二のものができるはず。どんなものを選んでもいいのですが、一つオススメしたいのは、その土地で出来た友達に何かもらってみること。その旅の大事なものが、持ち帰れるはずです。

【 各商品の購入先(ともらった先)はコチラ 】

 

地獄谷野猿公苑

住所:長野県下高井郡山ノ内町大字平穏6845
TEL:0269-33-4379
営業時間:夏季8:30頃〜17:00頃(4〜10月頃)/冬季9:00頃〜16:00頃(11〜3月頃)
休苑日:なし
入苑料:大人800円(18歳以上)/子ども400円(小学生〜高校生)
公式ホームページ:http://jigokudani-yaenkoen.co.jp/
公式SNS:facebook, Instagram

 

居酒屋ちょっくん

住所:長野県下高井郡山ノ内町大字平穏2138
TEL:090-9666-2846
営業時間:18:00〜
定休日:なし
公式SNS:facebook

 

小石屋旅館
住所:長野県下高井郡山ノ内町大字平穏2277
TEL:0269-38-0311
公式ホームページ:http://yadoroku.jp/koishiya/
公式SNS:FacebookInstagram

 

若葉屋

住所:長野県下高井郡山ノ内町大字平穏2184
TEL:0269-33-3305
営業時間:8:00〜21:30
定休日:なし
公式SNS :Facebook

 

羽田甘精堂

住所:長野県下高井郡山ノ内町平穏2316
TEL:0269-33-2324
営業時間:8:00〜19:30
定休日:不定休
公式ホームページ:https://hatakanseido.com

西山製菓

住所:長野県下高井郡山ノ内町平穏2186
TEL:0269-33-3824
営業時間:8:00〜12:00、15:30〜18:00、19:30〜21:00
定休日:不定休

 

松本製菓

住所:長野県下高井郡山ノ内町平穏2185-2
TEL:0269-33-2342
営業時間:8:00〜21:00
定休日:不定休

 

小古井菓子店

住所:長野県下高井郡山ノ内町大字平穏2114
TEL:0269-33-3288
営業時間:8:00〜20:00
定休日:第三水曜日

Top image: © 2018 ETSU MORIYAMA
取材協力:渋温泉旅館組合
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