梶原由景も思わず「本気?」大阪中心街のワイナリー。フジマル醸造所

大阪のど真ん中でワイン造りですよ
もう、それだけでおもしろい。

──梶原さんのご意見を聞きたかったのが「フジマル醸造所」です。都市型ワイナリーとは画期的ですよね。

 

僕もワインはあまり詳しくないんですが、都市型ワイナリーを大阪の中心街につくっちゃったんですよね。

 

──東京でいったら渋谷や青山でやるようなもの。

 

街のど真ん中にいきなりタンク構える醸造所ですよ?もう、それだけでおもしろいじゃないですか。こんな場所で本気でワインを造ろうとしていることにビックリしました。

 

──大阪でもこうした形態は聞かないですよね?

 

醸造所のある飲み屋なんてここだけでしょう。

普通、流行ったらよそもそれに近いことをやる(要はパクる)んです。当然、アパレルもそうですけど意匠というか権利のないものを扱ってるので、スタイルを真似ていくことは実際多い。

だけど、その中でも藤丸さん(オーナー藤丸智史さん)がやっていることって特異ですからね。

 

──マネしようにもこれはなかなかできませんね

 

出演OKと聞いたとき、内心「大丈夫かよ?」と思いました(笑)。こんな崇高なことをやろうとしている人たちのところで「どや!」とかって。

でもお話を聞いていて、生産者としての背景が強固な印象を受けましたね。

 

──清澄白河にもフジマル醸造所を新設しましたね。大阪と東京、すでに8店舗。拡大のスピードが早い!

 

清澄白河や浅草橋の出店は、きっと誰かのアドバイスがあったんでしょう。藤丸さん自身ぶどうの生産においていろんな可能性を探っていらっしゃるようでしたから。

 

──倉庫の1階で仕込んだワインを2階のお店で飲めるんですよね?

 

収録に伺ったときはまだ仕込み前だったんですが、フジマル醸造所で「生」と言えば提供されるのはビールでなくワイン。生樽ワインがここでの「生」というのもおもしろい。

まあクラフトビールに置き換えてみれば、海外に行くとポートランドなんかには同じくらいの規模のブルワリーがたくさんあります。直接タンクからタップして、タンクの合間で飲むようなブルワリーが珍しくないわけですから、そういった感覚に近いですよね。

番組より切り出したのは1階の醸造所が望める一枚。仕込んだタンクを眺めながらできたてワインを飲む。希望があれば工場見学もできるそうです。

『どやメシ紀行』らしからぬおしゃれなペアリングが見どころ。本編はこちらから。

※メニューや価格はオンエア当時のものです。

「島之内 フジマル醸造所」

電話:06-4704-6666
営業時間:13:00~23:00(L.O.22:00)
定休日:火曜、水曜
HP:https://www.papilles.net/

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