「孤独」を感じることは何もおかしくない。みんなそうだから。

十人十色。みんな個性的で、みんな違うからこそ良いとされています。

でも、それは時に、私たちに孤独感を与えてしまっているのでは、と「The School of Life」の動画で学びました。

一人で抱え込みがち

人はみな、自分のことはよく知っているけれど、他人のことはあまり知らない。周りからどう見られたいか、思われたいかによって、公表する中身を選んでいるからです。ある意味、編集されたデータと言っても過言ではありません。

そのため、私たちは常に、自身の悩みや希望、欲望や思い出などを自分の中だけに閉じ込めてしまいます。そして激しく寂しくなったり、傷つきやすくなることも。

同じような苦悩を抱えているのではないだろうかと他の人を知ろうとしても、彼らが相手に公表する内容は、選ばれたもの。でもその選ばれた側面でも、その人のことを知るためのヒントになるはずなのです。

他人より「劣っている」「恥ずかしい人間だ」「変だ」などの感情は心理的非対称(psychological asymmetry)と言います。私たちが日々感じる、不安や怒り、嫉妬、欲情や苦悩を打ち明けてしまえば、周りに気持ちわるがられるのではないか、と思ってしまうのです。そこでさらに自分の殻に閉じこもってしまい、内気となり孤独になってしまうのです。

自分の悩みを理解してくれないだろう、と閉じこもってしまうと、周りをさらに怖がるようになってしまいます。その苦悩を隠そうとし、つまらない陳腐な人間として装ってしまい、本来の姿を見せている人をバカにしてしまうのです。

でもこの、心理的非対称から抜け出す方法があります。それは、芸術と愛です。

どうしても抜け出せなかったら
芸術と愛で

芸術を鑑賞すると、他人の中身を垣間見るようなことになります。その人の中身が見えたことで、同じような苦悩や希望を抱えているのだと、共感できるようになるのです。 

愛は、自分の本来の姿を相手に表せる安心感をもたらします。それは、お互いの本性を見せ合える、本物の安心と信頼の絆となるのです。

この心理的非対称を乗り越えるためには、他の人たちを常に信頼することです。特に、自分と似ているんだという視点がないのであれば。

実は、周りの人たちの方が自分より恥ずかしがりで、怖がりで、悩んでいて、不完全なんじゃないかと考えてみてください。世間に見せる顔とは違う側面があるのではないかと考えてみるのです。そうすると、私たちは意外と似ているところが多くあることに気づくのではないでしょうか。

Licensed material used with permission by The School of Life
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