カナダでのワーホリは、「奴隷制よりも過酷」か?
「奴隷制度よりも過酷だ」
カナダの「CBC News」が、怪我の治療を受けられずに母国に送還された移民をとりあげたときに、外国人労働者プログラムについて論じられた、ひとつの意見です。
ワーキングホリデービザを取得できるとして、海外で働きたいと考えている人が注目しているカナダでも、このような移民・難民の権利に関する問題は未だに根絶できていません。
だから、多くの人権団体が権利の向上を求め、たくさんのプロジェクトを行なっているようです。「Fairness Works」の動画もまた、労働環境の改善を注意喚起しています。
搾取される移民・難民
人身売買されることも…
【あらすじ】
楽しい雰囲気には欠かせない美味しい食事。そこで使われているトマトがどのように収穫されているのかを遡ってみると…。
たくさんの移民たちが、厳しい労働環境に苦しみながら、日々働いている。カナダに来る前は、笑顔で食卓を家族と囲む余裕があったはずなのに…。
非営利団体「Canadian Council for Refugees」は、労働ビザが一時的なものだからという理由で、持っている権利が十分に説明されていない、正しい賃金が支払われていない場合もあると、カナダの労働環境について説明しています。これを悪用して、人身売買が行われているケースもあるのだとか。
「特定の期間、安い賃金で労働者を雇うのは人権濫用です。労働者にとっても、カナダにとっても良くありません」と、彼らはコメントを残しています。そのため、正しい情報を知ってもらうためのイベントを開催しているようです。
ジャスティン・トルドー首相の数多くの意見から理解できるように、カナダは国として、移民・難民の受け入れを積極的に行なっています。政府のHPでも、どのような権利が認められているのかを紹介しています。
つまり、カナダという国が労働環境を整えていないのではなく、複数のビジネスオーナーが労働者から搾取しているということ。ワーキングホリデーを考えているなら、知っておいた方が良い情報もたくさんありそうです。