「触れられる3D映像」。空中に浮くキーボードやディスプレイが現実に

「タッチできる3D映像を日本人がつくりだした」

というニュースが、今海外でとても話題になっています。下の動画を見るとわかりますが、空中に映し出した像を、触って操作できます。

この技術がさらに進歩すれば。現在のテレビ画面のようなボックス型のディスプレイやキーボードなどの入力用の物体に触る必要がなくなるはず。

まるで映画『マイノリティ・リポート』の世界です!

Reference:TrailersPlaygroundHD

この技術を開発したのは“21世紀の魔法使い”の異名を持つ筑波大学の落合 陽一博士が率いる研究チーム。空中に浮いている光は、プラズマによってつくられました。

ただ表示させているだけではありません。そのままではエネルギーが強すぎて人体に影響してしまうため、フェムト秒レーザーというパルス(電気信号のようなもの)の短いレーザーを使用して、触れても安全なプラズマディスプレイを実現させています。

おもしろいのは、タッチして視覚的に像が変化するだけでなく、操作性をもたせているところ。SF映画のような、空中に浮く光のディスプレイが実現する日も近いのかもしれません。

海外からも、様々な驚きのコメントが寄せられています。

「これを2,000年前の人間に見せてみろ、きっと黒魔術師だと訴えられて処刑されるぞ」
「マジかよ。ライトセーバーも現実になりそうだな」
『遊☆戯☆王』の世界が現実に・・・」
「日本人はいつもホントに凄いな!」

確かに様々な用途が考えられるのは事実。街中の掲示板や看板がホログラフィックに代わっていき、ウェアラブルを着けなくてもいい3D映画やお化け屋敷、エンターテインメントの世界にも大いに影響がありそうです。

Reference:TrailersPlaygroundHD
Licensed material used with permission by 落合陽一

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。