モロッコ旅行の目玉「フナ広場」を疑似体験してみよう!
モロッコの都市マラケシュのメディナ(旧市街)の西側にあるのが、ジャマ エル フナことフナ広場。モロッコ旅のトップ・エクスペリエンスだ。
夜は巨大なディナー会場
一年中、お祭り気分
モロッコの夏は暑い。特に6月から8月にかけては最高気温が40度を超えることも珍しくないため、日中に街歩きの予定を詰め込んでも、きっと半分も消化できないだろう。それでも観光をしたければタクシーや馬車を上手に使って、“体力をお金で買う”こともできなくはないが、宗教的なバックグラウンドもなく、歴史について詳しく知っているわけでもないとしたら、宮殿をいくつもまわったところで、全部同じようなものに見えるだろう。
ゆえに、無理して日中に観光をするよりも、暑い昼間はホテルのプールでのんびり過ごし、余った体力をナイトライフに使うことをおすすめする。こういう過ごし方は、日本人ツーリストの苦手とするところだが、実は時間を贅沢に使う豊かな余暇の過ごし方で、欧米人的な旅のスタイルだ。
しかも幸運なことに、夜のフナ広場に並ぶ屋台はどこもリーズナブルだ。マラケシュ名物から、定番のタジン、羊の脳みそという(日本人から見たら)ゲテモノ料理まで、何でも揃う。
ただ一つ、手荷物には要注意。最小限のものだけを持ち歩こう。カバンを置いてトイレへ……なんて、論外だ。
フナ広場で見られる
アレコレ
楽器を持った音楽隊、猿回し。ヘナタトゥーのセットをもった女性もいる。そう、夕方からフナ広場はストリートシアターに姿を変えるのだ。そこで見られるパフォーマンスを一部紹介しよう。
闘うのは子供だけ?
「ストリートファイト」
見た目はいいんだけど……
「観光馬車」
いかにもアラブのイメージ
「ヘビ使い」
言葉がわからないとさっぱり
「おじさんのトーク」
お値段に注意!
「ヘナタトゥー」
ダンスもあるよ!
「楽団」
ちゃんと定価がある!?
「オレンジジュースの屋台」
フナ広場散策を動画で疑似体験!
フナ広場のレストランエリアを、広角カメラを持ってぐるっと歩いてきました。現場の雰囲気を体験してみて!
ちょっとディープでお洒落な旅を応援する大判ガイドブック『トリコガイド』のモロッコ・バージョン。豊富な写真と現地レポートをもとにした記事は、コアなトラベラーからの支持も厚い。モロッコに興味がある人は、まず手に取りたい1冊だ。
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All Illustration by Shuichi Hayashida
Licensed material used with permission by 『トリコガイド モロッコ』