「長崎新聞」の配達が、世界一美しい理由
長崎の市街地や美しい離島の風景からスタートする、とある映像。「ああ、長崎県のPR動画かな?」なんて思っていたら、どうやらそういうわけでもなさそう…、というのも、字幕にはこのように出てくるのです。
午前0時15分、街のにぎわいも落ち着くころ、新聞の印刷がはじまる―。実はこの動画、長崎新聞の配達ルートをデータMAP化する「The Way」プロジェクトに関するもの。急な坂道で入り組んだ市街地や594の離島、総延長4,189kmの海岸線といった、およそ日本でもっとも複雑な交通網をかかえる長崎県。そこで働く配達員2,285名による日々の軌跡が、美しい景色とともに映し出されます。本プロジェクトでは、配達員にGPS受信機を配布し、印刷センターから県内各地へ広がっていく長崎新聞の配達データを収集。そうして地図データ上に集約・配置することで、配達の軌跡を可視化するビジュアライズMAPを制作したというわけ。その光の美しさは一見の価値アリです。世界中のニュースが即座に飛び込んでくるこの時代に、情報を直接配達することの意味とは?そして「ハイパーローカルメディア」として、地域に密着することの意義とは?
これらの問いに対して、長崎新聞が改めて日々の営みを再確認し、実施へと至った本プロジェクト。彼らが導き出したその答えを、ぜひ以下の動画でチェックしてみてください。
Licensed material used with permission by 長崎新聞社