寝る時間を惜しんでまで、ワークアウトしたくなる「客室」
この部屋に泊まったら一睡もできそうにない。というのが、週5でジムに通う僕の正直な感想。
普通に考えれば、ホテルの客室で鍛えようと思っても、腕立て、腹筋くらいなもの。ところが、アメリカのヒルトン・ホテル&リゾーツが先月、こんなリリースを打ち出しました。これはキニナル!
ホテルなのに
くつろぐ暇がない!?
なんでも、ワークアウト専用の客室を新たにつくったというのです。簡単に説明すると、全身の筋肉を鍛えられてしまうほどの、様々なトレーニンググッズが備えられた客室(Five feet to Fitness)。これ、要するにベッドとフィットネスジムの距離間を、ぐぐっと5フィートに縮めちゃったってこと。
では、実際にどんなマシンが揃ってて、どこを鍛えられると思います?
ヨガマットの貸し出しがあったり、エアロバイク付きの客室というなら想像がつくはずです。でもそれだけじゃありません。ここからは、実際にワークアウトをしに、この部屋に宿泊している気分で紹介していきたいと思います。
まず始めに必要なのは、怪我を予防するための準備運動。備え付けのヨガマットを使って、ヨガやストレッチで筋肉をほぐしていきます。
関節の可動域を広げておくことで、トレーニングの効果が高まるからです。
■サンドベル■
【スクワット時の下半身、握力強化などに】
ご存知のとおり(鍛えていれば)、筋トレをするなら大きい筋肉から鍛えるというのが定石。そこで、サンドベルを使った下半身のトレーニングに打ち込む。左右に振りながらスクワットをすることで、より負荷がかけられるんですよね。
■TRX■
【上半身の強化、体幹を鍛えるのにも有効】
おお、TRXまでデフォルトですか!
誰でも簡単にトレーニングができ、日本でも知名度が急上昇。これを使って体幹を鍛えることもできるんですよね。広背筋、大胸筋など、上半身を徹底的に追い込んでみたい!
■メディシンボール■
【おもに腹筋のパンプアップに】
そして、定番メディシンボール。
僕のオススメは腹筋をする体勢になって、これを左右に振るロシアンツイスト。腹直筋・腹斜筋の両方を鍛えられますよ。
■WATTBIKE■
【有酸素運動に】
ハードなワークアウトの最後は、やっぱり有酸素運動でしょう。プロ仕様の「WATTBIKE」ならば、いつものエアロバイクよりも心肺器官をいじめてくれるはず。
ハードワークをサポートする
充実のアメニティ
ここまで色々と紹介しましたが、運動の仕方が分からない人のためには、200種類以上のトレーニングガイドがみれるキオスク端末が付いています。
また、ミニバーだってこの通り。ワークアウト中に欠かせない水分補給は、当然スポーツドリンクで。個人的には運動後のケアとして用意されているプロテイン飲料がツボ。
最後は、ストレッチポールやバランスボードを使って、ようやくのんびりストレッチができます。
運動後は、ベッドにダイブ
ここまで運動をして、ようやく安心してぐっすり眠れるんじゃないでしょうか。間違いなく、寝つきも良くなるはず。
現在、この部屋を利用できるのはサンフランシスコとワシントンDC近郊のマクリーンのみですが、シカゴ・ラスベガス・ニューヨークにも展開予定とのこと。となると、日本にこの客室が登場するまで、あとどのくらい待たないといけないんだろう…。
自分を徹底的に“追い込むための部屋”、正直どのくらいのニーズがあるかは分かりません。でも、それでもです。僕もそうですが、もうワークアウトが日課って人、意外とアナタの周りにも増えてきているんじゃないですか?
気になる人は「Hilton」のWEBサイトへ。