コレが日本の技術!世界が賞賛した「九谷焼」の色付け(動画あり)

石川県を代表する伝統工芸、九谷焼。明歴元年(1655年)より作られてきたこの磁器は、一点一点丁寧に描かれた華やかな色絵が特徴です。「九谷は絵付けが命」と言われる独特の色彩美は世界からも高く評価されています。

この動画は、能美市で135年以上の歴史を持つ「上出長右衛門窯」の職人の絵付け作業を映したもの。繊細な手仕事に、思わず息をするのも忘れてしまうほど。

“九谷は絵付けが命”
磁器に命が吹き込まれる

スクリーンショット 2015-12-08 12.49.09

1879年(明治12年)に創業した「上出長右衛門窯」は、素地つくりと上絵付けが分業される工場が増えているなかで、上出長右衛門窯では創業以来、土をこねて器をつくり、絵を施し、焼成するまでを一貫して行っています。

筆一本、
繊細で美しい絵柄

スクリーンショット 2015-12-08 14.46.13

上出長右衛門窯の意匠は、磁器の歴史の中で重要なスタイルを確立した中国明代の染付「祥瑞(しょんずい)」や、南京赤絵に大きな影響を受けたと言われています。ここからは、職人による繊細な“手しごと”をご覧頂きましょう。このえんじ色の釉薬(うわぐすり)が、最後焼きあがるとどんな色に変わると思いますか?

スクリーンショット 2015-12-08 12.46.54

スクリーンショット 2015-12-08 15.26.23

スクリーンショット 2015-12-08 14.47.58

スクリーンショット 2015-12-08 12.49.27

ラインから釉薬がはみ出さない熟練の技術にうっとり。

筆先に乗った釉薬の水滴を慎重に皿の上に落とし、それを筆で誘導しながら、隅までしっかりと絵付けをしていることが分かります。

スクリーンショット 2015-12-08 12.51.28

こうして、絵付けを施された皿を、1,300度の高温で焼いていきます。

10866044_764774620273154_6513163947653105686_o-e1422081437504

こちらが焼き上がりの皿。群青がくっきりと映えるきれいな色に仕上がります。

イマドキおしゃれな意匠
革新的な九谷焼も

jaimefuefuki

こうした伝統と格式の九谷焼だけでなく、上出長右衛門窯では、新たな試みにも積極的。たとえば、スペイン人デザイナーハイメ・アジョン氏デザインによるコラボ湯のみ「Jaime Hayon ☓ KUTANI CHOEMON」など、現代の生活空間にすっと溶け込みやすいデザインや絵付けで、九谷焼の世界観を広げています。詳しくはこちらから。

Licensed material used with permission by 上出長右衛門窯

全11系統ある東北の「伝統こけし」。宮城県はそのうちの5系統が存在する、全国屈指の“こけしどころ”です。ここで紹介する映像は、大崎市に自身の店「こけしの岡...
瀬戸焼をめぐる観光をしたいなら、愛知県の瀬戸市にある「瀬戸本業窯(せとほんぎょうがま)」は外せない。古い登り窯が残っていることや、きちんとしたギャラリーが...
日本の木工技術に海外が注目しているようです。「継手」とは大工さんが2本の木材を繋ぐ時に使う技術です。直線だけでなく角度を持たせて組み立てる「仕口」という技...
お茶は精神世界とつながっている。よくこんな表現がされますが、お茶を飲むことが私たちの創造力に磨きをかけてくれるという研究結果が出たようです。Valerio...
長年にわたり世界中の「お酢」を探求してきた専門家が語る、お酢の魅力。
「日本」と聞いて、まず初めに思い浮かぶのはなんでしょうか。京都みたいな伝統の残る場所?それとも東京都心の様子?着物や日本食?それとも田舎の風景?人によって...
「酒造りの神様」の異名を持ち、日本最高峰の醸造家である農口尚彦さん。酒造りの最高責任者である杜氏(とうじ)として、1970年代以降低迷が続いていた日本酒市...
常滑(とこなめ)焼といえば急須。こう形容されるほど愛知県常滑市は、古くから日常雑器の生産で栄えてきた町。その常滑焼に、とってもカラフルなティーポットがあります。
今回は、これぞ匠の技!という動画をご紹介。酷く錆びた出刃包丁が、職人の手によって、みるみるうちにキレイになっていきます。日本が世界に誇る、包丁研ぎの技術。...
あったかいごはんに、菊イモと人参のきんぴら、能登の里山汁。堪らず舌先が“しっとり”してくるこの献立。2016年1月29日、石川県羽咋(はくい)市内の小中学...
あんなに小さいのに、こんなに「よくできていた」んだね。
ポールマッカートニーや桑田佳祐など、著名なミュージシャンに愛用されている「ヤイリギター」。1965年の設立以来、メイド・イン・ジャパンにこだわり続けてきた...
春夏秋冬に土用を加えた「五季」。この5つの季節を発酵調味料(酒、塩糀、酢、醤油、味噌)で表現した、お菓子を紹介します。日本料理の基本となる調味料「さしすせ...
富山県高岡市で、今秋、国際北陸工芸サミット『工芸ハッカソン』が行われる。富山県高岡市は、金属工芸や漆芸の技を400年以上受け継ぐまち。工芸がこれまで出会っ...
岐阜県関市に新名物が誕生した。その名も「日本刀アイス」。岐阜県関市は、かつて世間をザワつかせたPRムービーでもあったように「日本一の刃物のまち」。そんなま...
さまざまなものが機械化されている現在においても、人の手でしか作ることができないものが、まだまだ数多くあります。先祖代々受け継がれてきた伝統技術も、その最た...
テクノロジー×伝統。聞き慣れたフレーズかもしれませんが、「Airbnb×吉野杉」の組み合わせと聞いたら、素通りするわけにいきません。この2つがタッグを組ん...
「Amphibio」は、デザイナー亀井潤氏によって開発された人間用のエラ。地球温暖化により、人類が地上に住めなくなったシーンを想定して作られているとのこと。
みなさんが普段はいているジーンズ。それに使われているデニムが他の生地と大きく違うのは「色落ちすること」にある。はき続けているうちに、擦れ、色褪せ、自分だけ...
石川県能登半島の輪島市白米町にある「白米千枚田(しろよねせんまいだ)」は、棚田やため池の里山と伝統の海女漁や製塩方法が残る里海、伝統技術が農村の暮らしと結...
福岡県・宗像市にある上陸できない世界遺産「沖ノ島」を最も実感できるものに出会いました。その名も「沖ノ島朱(おきのしまあか)」。沖ノ島朱は、偶然と偶然が重な...
日本の原風景を美しく彩る、北陸地方の冬の風物詩「あぜのきらめき」。昨年、その幻想的な光で多くの人を魅了したライトアップイベントが、実は今年も開催中なんです。
旅と食べ物をこよなく愛するふたり組のアーティスト、Caitlin LevinとHenry Hargraves。彼らが作り上げた世界地図は、その国の特産品や...
瀬戸の奥へ奥へと向かうと、変わった壁に出会う。陶器で出来たアイコニックな幾何学模様は、瀬戸観光のパンフレットでは定番で、窯垣(かまがき)と呼ばれるものだ。...