そう遠くない「未来のクルマ」がすごい!
「もう進化するポイントはないのでは……?」
そんな、こちらが勝手に設けたハードルを悠々と超えてくるほど、絶えず革新的な開発を続ける自動車業界。
ここでは、そう遠くない未来に実用化されるかもしれない自動車コンセプトを紹介。
いずれも、非自動車メーカーが考えている点にも注目!
日本を初走行した「SONYのクルマ」
今年初めに開催された電子機器の見本市「CES 2020」で大きな話題となった「SONY」によるEV「VISION-S」が、先日、日本で初めてお披露目された。
自動車メーカーではないSONYが総力を挙げて製作した「VISION-S」は、4人乗りのセダンタイプ。クラウドと連携した高度な自動運転技術が搭載されている。
運転席前面に大きなスクリーンが取り付けられており、車内では360度あらゆる方向から音楽を聴ける立体音響技術も使用。エンターテインメント性の高い自動車に仕上がっている。
独・自転車メーカーによる「未来の移動手段」
ドイツのコブレンツに拠点を構え、競技用の高性能自転車を製造することで知られる「Canyon」が、公式サイトを通して同社が計画する「未来の移動手段」のコンセプトを発表した。
「アーヘン工科大学」と共同で設計したこの“新しい乗り物”は、ペダルを漕いで動く小型四輪車。自転車と自動車のちょうど中間に位置するものになっているという。
公式サイトによると、この新たな乗り物の開発コンセプトには、増大する交通渋滞と汚染問題の解決があるとのこと。電気バッテリーを搭載しているため排気ガスの排出量も少なく、自転車レーンを利用することで交通渋滞を回避することもできるとか。
将来、自動車の「コックピット」はこうなる!
自動運転化などの普及が進む現代の自動車環境を踏まえて、車室内空間の重要性に着目した「京セラ」。同社が考える“未来のコックピット”を具現化したコンセプトカー「Moeye(モアイ)」の第2弾が発表された。
外装はクラシックカーを意識した面構成のプロポーション。
最先端技術を取り入れた内装は、古き良き時代のクラフトマンシップを感じさせるテクスチャを融合。着座すると目に飛び込んでくるコックピットは、独自の光学迷彩技術を用いて一部を透明化し、ドライバーの視野を広げることを可能に。独自の各種デバイスで、人間の視覚や触覚、聴覚、さらには嗅覚までをも楽しませてくれるらしい!